こんにちは、横浜、白楽の占い師、ながあめ るなです。

やっとこの頃秋を感じるお天気になってきましたね。

 

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あたしの住むところは、いわゆる横浜っぽいところから少しだけずれたところにあります。

横浜は、都会っぽいところをちょっとずれると竹林があったり、畑があったり、妙にのどかだったりします。

そういうところも横浜の好きなところだったりするのですが。

 

で。

蝉がとうとう鳴かなくなったな、もう秋だな、と思った頃に、思い出したように近所の森から蝉の声がしてきます。

「もう相手なんていないだろうにな…」

と、ちょっと悲しくなる瞬間です。

 

蝉は、長い間地下世界で暮らした後に、最後の命をかけて繁殖をするために地上に来、脱皮して成虫になったのち相手を探すために鳴きます。

残りの命は僅かですから、必死に鳴くんだと思います。

命をつなぐために…。

 

 

蝉はあんまり遠くまで移動はしないでしょうから、最後の鳴き声を立てている個体はもう「自分の身の回りの世界では」誰もいないんだと思います。

命の目的を達成するために必死で鳴いても、誰もいない…どれだけ孤独なんだろうなあ…なんて、思うのです。

 

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手塚治虫の「火の鳥 未来編」では、主人公のマサトが火の鳥に永遠の命をもらいます。

でもそれは、人類が滅亡して、新しい生き物が文明を作ったりするところまで見届ける、苦痛に満ちた長い時間を強要されることであった、という話です。

 

子供の頃これを読んで「ああ、永遠の命ってすごい残酷なんだ」と思いました。

最後の一人になるのなんか真っ平御免だって。

小学校中学年くらいの頃でしたかねえ、随分と夢のない漫画を読んだものです。

 

 

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でもあたしは、その「最後の一人」になる可能性のある人間です。

親族は少なく、兄弟は妹ひとり。夫は一人っ子です。

あたしは、義理の家と実家の二つの「墓じまい」をする可能性があるんです。

親族が誰もいなくなって、一人でそれをやるのはとても孤独で辛い作業だと思うのですが、3人のうちの誰かがそれをやらなくてはいけなくて、しかもあたしは二重に可能性を抱えている。

 

長生きのお年寄りは「その世代の最後の蝉」になることがよくあります。

泉重千代さんという120歳まで生きたというお年寄りがいらっしゃいました(現在は出生の記録に不備があったとみなされていて長寿の記録は無かったことになっているらしいですが)。

120歳まで生きたという説を取るとしたら、亡くなった1986年には「江戸時代最後の生き残り」だったと言います。

 

その泉さんが、好みのタイプは?と聞かれた時に、

「年上の女性」

と答えたという話が残っています。

もちろん、彼より年上の人は地上に残っていなかったので、これは冗談で言ったのでしょうが、同世代の人が誰もいないってどういう気持ちなんだろうなあ、とちょっと思ったりしてしまいます。

 

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特にオチはないのですが、蝉の声を聞いた時にそんなことを考えていたので、季節の話題として書こうかな、と思った次第です。

 

 

まあ、誰しもひとりぼっちになってしまうことはあるので、せめて繋がれるうちは人と繋がっていたいと思います。

もちろん、あなたとも。

 

文責:ながあめ るな

 

 

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