こんにちは。横浜・白楽の占い師、ながあめ るなです。
暑いのが苦手なあたしとしてはありがたいのですが、今日も涼しくて半袖ではちょっと…というお天気です。
こんなでは野菜のお値段が心配です…。
あたし個人的には一生これくらいのお天気でいいんですけども。
世の中はそんなにうまくはいかないですよね(^^;;
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さて、タイトルですが。
あたしは、逆上がりができません。四半世紀近く生きてきて、一度もできたことがありません。
小学校では、体育の時間に一人一人鉄棒に向かっていって逆上がりをする授業がありました。
あたしのクラスに、逆上がりのできない子供は一人もいませんでした。
ただ無様に鉄棒にぶらーんとぶら下がるあたし。
非常に屈辱的な時間でした。
そもそもあたしは「いい筋肉しているのに、使い方がわからない」子供でした。
不器用というかなんというか…何をやらせても下手くそでした。登り棒も一本では登れなかったし、球技なんてコートの中に入っていても何もできなかったし。
本当、心底体育は「苦痛と戦う時間」でした。
クラスにはあたしほどできない子はいなかったと思います。それは、小学校に行っていても、中学に進学してからも、そうでした。
あたし一人がダメなんだ…って思ってました。
もうスポーツなんかやるもんかと思ってました。
でも、一人で遊んでいるときの身体能力って結構あったんですよ。
高いところによじ登って飛び降りたり、マンションの謎の空間に入り込んだり。
今の親御さんが見たら叫びそうな悪さばかりしていました。ホント、よく怪我しなかったな…。
「あなたはできない」「あなただけダメな子」みたいなレッテルは、一度貼られてしまうと(もしくは自分で悟ってしまったとしても)ずーっと抜けないんですよね。
ところが。
30歳を過ぎたくらいの頃、高校の仲間に久しぶりに会って、3人で乾杯したんですね。
その時に発覚したこと。
3人とも、逆上がりができなかった!
3人のうちの一人は、スポーツマンです。運動神経が悪いとはとても思えない人なんですが、その人もできなかったと。
あたし以外にも、逆上がりができない人がいたよ…!!!
なんか、子供の頃の呪縛からやっと解放されたような気がしました。
逆上がりって多分、コツなんですよね。
できる子は、そのコツが掴めたからできた。できない子はコツが掴めなかった。
どうやら、それだけの差だったみたいです。
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一方、あたしはPCを触るのが大好きです。
正直、何もわかっちゃいません。あたしに詳しいことを聞かないでください、ぐぐりますから。そういう感じです。
もちろん難しいことは何にもわかりません。
エクセルとワードは事務仕事で多少使ってわずかに覚えました。
タイピングはネットゲームにハマっていたとき、チャットで覚えました。
説明書も読まないタイプなので、わからないはわからないなりに経験でごり押ししています。
ウチの実母(70代前半)は、機械という機械を自分の敵だと思っています。
触ると壊れると思っています。
テレビ大好きっ子なのに、ビデオの使い方はとうとう覚えないうちにビデオ文化が廃れました。
(注:↑はイメージです。ウチの母ではありません)
母は料理が好きで、昔は料理の本をよく買っていたのですが、何しろ本は場所を食うのでこの頃買い控えているらしいんですね。
「インターネットにはいい料理のサイトがあって、料理上手の人たちが腕を競い合ってレシピを出しているんだよ。見てみると面白いよ」
と、クック◯ッドの回し者みたいなことを言ってみたけど、どうにもパソコンを触る気にはなれないらしいのです。
ウチの義母(夫の母)なんて、80歳をとうに超えてからスマホを使い始めてちゃんと使っているというのに…実母は10年以上前のガラケー(らくらくホン)をいまだに大事にしてるよ…。
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苦手意識を一度持ってしまうと、それから逃れるのはとても大変なことなんだと思います。
でも、今この年齢の、しかも子供のいないあたしが、逆上がりができないからって何の不自由もない。
実は70歳オーバーの母も、本当にやらなくちゃならないエアコンの操作とかテレビの操作とかはできるわけで、妹も同居しているんだから無理に苦手な機械に触らなくても全然大丈夫なんですよね。
そういうことに気付ければ、心の中のかわいそうな「みんなの前で鉄棒にただぶら下がる子供」も、「なぁんだ」って言ってくれるかもなぁ、と思います。
苦手って、克服する必要のあるものって実はほんのわずかなんじゃないかな。
できないものはできる人に任せちゃえばいいんだし。
普段フツーに存在し続けている自分の「苦手」に目を向けてみるのも、いいかもしれません。
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