こんにちは。
木曜日担当の、占い師ながあめ るなです。
今回は、「無知」と「恐怖」や「嫌悪」について、ちょっと語ってみようと思います。
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大昔の話です。
私が小学校3年生の時、近所に猫が捨てられていたのを拾ってきました。
母も猫は大好きだったため、その猫は我が家で育てられることになりました。
が、
当時3歳の妹は、ちっちゃなちっちゃな子猫を見ると、泣きながら、
「怖いー!やだー!捨ててきてー!!!」
と、狂ったように泣き始めたのです。
まだ3歳の妹にとっては、接する生物はほぼ人間に限られます。
そこに、明らかに今まで見たものと違う生物がやってきたら、混乱もするでしょうし、当然「相手が何をするか分からない」恐怖もあるでしょう。
心の柔らかい3歳児は、慣れるのも早く、やがて猫が好きになっていきます。
そして私の実家は、そこからほぼずっと猫との縁が切れない「猫屋敷」と化していきます。
それからウン10年経ち、妹は…立派な猫愛好家に育っています。
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「知らないこと」は「怖いこと」なのです。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
ということわざがありますが、これは「怖い怖いと思っているとなんでもないものまでが怖く見えること」という意味だそうです。
言葉通りに解釈すると「幽霊の正体を確認したら枯れたススキだった(故に怖いものではなかった)」となると思います。
もっとも、知っても怖いものはあります。
例えば、子供などで「どうして包丁って切れるんだろう?」みたいな疑問を持っていたとして、包丁の刃を手のひらの上に当ててしまうなんていうこともあろうかとは思います。
痛い目だけ見たのなら、包丁はより怖いものになります。
ただ、その時に周りの大人が「包丁はこう持って、このように使うと、手を切らずにお料理の材料を綺麗に切ることができる」と教えてくれたなら、子供はその後包丁で怪我をすることはなくなるでしょう。
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これを、我々大人に当てはめて考えてみましょう。
今の時代、「飲みニュケーション」というのはあまり流行らないのは承知しています。
でも、例えば怖い上司がいたとして、上司の飲みの誘いにたまにはのってみるのもアリだと思います。
仕事中の上司と、飲んでいるプライベートの上司では、多分イメージが違うでしょうし、飲んでいる普通のおじさんである上司の姿を見ていると、仕事中の上司の姿がほんの少しだけ怖くなくなると思います。
☆
例えば、仲間内になんとなく周りから嫌われていて、いじめられているように見える人がいたとしましょう。
なぜ嫌われているのかを考えた時、例えばこんな様子が見えてきたとします。
洋服に毛玉がたくさんついています。髪も手入れがされていなくてボサボサ。そして、よく待ち合わせに遅刻します。
その人と話してみたら、子育てと介護に忙しく、その合間を縫ってパートをしています。自分に構っている暇がほとんどなくて、でも仲間内の会合だけは楽しいので必死で来ている、という事情を抱えていました。
…この事情を知って、「あの人は不潔だから」「あの人は約束を破りがちだから」と言うのは勝手ですが、私ならこの人をいじめたくはありませんし、嫌いになれません。
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人間には「恒常性維持機能」という働きが備わっているそうです。
自分の中で「これが心地いい」と思ったことについては、それをずっと続けていこうとする機能です。
体で言えば、寒い冬にも暑い夏にも体温を同じ温度で維持するために鳥肌を立てたり汗をかいたりするわけです。

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